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氏 名所 属
中山 正邦 浜松商工会議所 会頭

■ご意見の内容

※道路特定財源は、道路を造るための財源なのだから、道路に使ってほしい。

※都会、特に東京と地方の格差が生じてきている。格差是正のためのインフラ整備ではなく、都市間競争を生じさせるため競争条件を整えるインフラ整備を行っていく必要がある。

※投資効果を見極める必要がある。日の当たるところに投資すれば、より効果は上がる。本当に必要な道路整備について、事後評価を含めて中期計画の中で強力に進めてほしい。

※浜松市も積極的に企業誘致しているが、湖西市への工場進出が著しい。浜松市から湖西市へは約7,000人/日の通勤実態がある。しかしながら、浜名湖の南北にしか東西路線がなくネットワークとして弱い。遠州地域の連携強化を促すためにも東西軸の強化が必要。生活道路としても重要なネットワークとなりえるので「浜名湖横断道路」等の整備を期待している。

※市町村合併により、南北軸の重要性は更にクローズアップされた。飯田市は、寒暖の差がないことから精密機械の適地と言われている。昔から、南北軸は「塩の道」として利用されてきたが、飯田市と輸送機械を産業とする浜松市が、三遠南信自動車道によって連携強化されることを産業界も大きく期待している。

※昔より不安は減ったが、降雨時の水窪〜飯田間の通行はやはり怖い。三遠南信自動車道の整備によって、不安が解消されるとともに、短時間で飯田〜浜松間の輸送が可能となるほか、海と山がつながることで観光面のメリットがあり、いろいろな効果が期待できると考えている。

※阪神淡路大震災の際は、道路が寸断されて経済的に大打撃を受けた。新規事業とのバランスもあるが、今後は、維持管理も重要だと考えている。