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氏 名所 属
西川 りゅうじん マーケティングコンサルタント

■ご意見の内容

●「着想は大胆」(大局)、「着手は細心」(小局)という発想は道路整備にも戦略として必要。

●「着想は大胆」(大局)
・財源が少なくなっても、夢を失ってはいけない。次世代や次次世代のことを考えて、世界一の”道路質”を目指すべきだ。例えば、高齢者の運転手や運転中の病気等による事故を未然に防げる道路造り(居眠りなどを感知するシステムなど)が大切。
・地域の情報、様々な予約等が運転中に操作できるシステム造りなど、未来志向を忘れてはいけない。

●「着手は細心」(小局)
・コスト意識をもっと持つこと。不要な費用(無駄)はなくす。
・「道路等の建設費用はおいしい。受注額が高い。土木はお金がかかりすぎる。特別な業者しかできない」などと、世間一般にまで思われている。
・無駄なところに無駄な費用がかけられている。例えば、この道路が本当に必要なものなのか疑問と思われる道路がある等。
・徹底して無駄をなくし、透明性を高める。入札等が不透明と見られている。クリアにすることが大切。

●地震はいつどこに来てもおかしくない。防災対策をもっと重要視すべきだ。

●省庁の連携を進めるべきだ・・・高コストに繋がっている。
・省庁がバラバラに似たようなものを検討している。例えば、カーナビ(総務省)、ETC(国土交通省)等。
・警察との連携・・・信号サイクルにより渋滞を起こしているケースがある。安全性と同時に、渋滞は大きな経済損失であり無駄をなくす必要がある。
・異業種・他業界との連携・・・自動車業界や携帯電話会社とも連携し、簡便で廉価なシステムの開発や運用を検討すべきだ。
・国の機関が“総力戦”で国民の利便性、安全性を高めるべき。
・省庁間で統合した部署作りを行い、道路の利便性を高める道路整備(システムを含め)を計画→施工→運用する。
・有事(災害など)の時は内閣府が中心に復旧等に関わっているが、日常的に中心となる部署が必要。