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氏 名所 属
西川 正洋 広島県経営者協会長

■ご意見の内容

Q.これまでの道路政策について特に改善すべき点
・ 道路財源は本当に厳しいのか。本当のところはどうなのか、分かり易く示すべき。
・ 事業は順番を付けて重点化すべき。総花的ではなく、1つ1つの事業完成を急ぐべき。
・ 維持補修費は安易に削減(先延ばし)しやすいが、削るべきではない。ひとたび問題が発生すると、維持補修費とは比べものにならないほどの損失を負いかねないため。
・ 安上がりだからと言ってコスト縮減だけを進めるのは如何なものか。橋梁でも、幅員が狭くてすれ違いが難しいものや、橋のたもとのスペースが足らず、大型車が右左折できないものは利便性が著しく低い。先々を見通した設計を行うべきではないか。

Q.道路政策の重点化を図る上で、優先度が高い課題への対応
・ 整備された後で不要な道路と言われないよう、10年先のビジョン(計画)をキチンと立てて事業を行うべき。
・ 高速料金の値下げは必要。広域通勤が可能になることで過疎地の支援にもなる。既に実施されているが、通勤時間帯の値下げを充実させるなど、メリハリを付けた実施が重要。
・ インターチェンジ間の距離が日本は長い。スマートICを推進すべき。
・ 電線類の地中化を進め、道路空間を最大限活用できるようにすべき

Q.その他
・ 企業では日々、経営効率(ROE (return on equity)、ROA(return on assets)等)を考えながら事業を行っている。行政でも同様な事業管理が必要ではないか。