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氏 名所 属
野田 眞司 住友金属工業(株) 和歌山製鉄所 総務部 担当部長

■ご意見の内容

○ 昭和21年の南海地震による大津波により、海南市の国道42号は壊滅したが、相変わらず国道42号は同じ位置に存在しており、JRも並行して走行している。海南市が壊滅すれば南北のアクセスが絶たれるため、海南市南部への救助や復旧活動は不可能となる。また、現国道42号の代替路として阪和自動車道があるがトンネルばかりであり崩壊する可能性も考えられる。よって、安全・安心の確保の観点から、海南市より南部へのバイパス整備が急務である。

○ 平日の通勤時間帯(特に7〜8時)には紀の川大橋右岸付近から御膳松交差点にかけて大阪向き車線が猛烈に渋滞する。渋滞する理由は御膳松交差点を左折しようとする自動車が歩行者や自転車の横断のために止まってしまい、後続の直進車が前に進めないためである。右折専用帯というのはあるが左折専用帯というのはないので、どこもかしこもというわけではないが、特異な箇所については新たな施策を集中的に展開すべきである。

○ 道路には植樹帯が設置されているが、良好な景観を形成しなければいけない箇所であれば重要な役割を果たすこととなるが、必要性のない箇所まで設置されている。また、メンテナンスの際には渋滞を引き起こしている。メリハリをつけて設置していただきたい。
○ 国道26号は夏場は特に深日において渋滞し、阪和自動車道和歌山ICまでは田中町交差点が渋滞するので、第二阪和国道を早急に開通させて欲しい。

○ 当社は海南市に工場があり、和歌山市から海南市へは和歌山市内を通過しなければいけない。バイパスもなく臨港道路も整備されていないため、どうしても渋滞等により無駄な時間を費やしてしまう。海南市は近いようで遠く感じる。また、和歌山市内は国道42号、国体道路、大浦街道により南北軸はある程度整備されているが、東西軸はメインとなる道路がないため、どうしても和歌山市内のネットワークは脆弱となっている。
○ 国の事業は10年のスパンで考えているが民間では長すぎる。そのギャップは大きい。是正していただきたい。例えば、日本では、ある事業が計画されても、まず反対から始まる。お金の吊り上げであることも多い。そのような行為を排除できるシステムを構築しないと事業のスピードアップは望めない。
○ 最後に、日本の高速道路は仕様が良すぎるので、もう少しレベルを落とせばいいと考えている。SA・PAは単なる休憩所に、中央分離帯は植樹ではなくコンクリートになど。そうやって、無料にしていただきたい。