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氏 名所 属
織田 文晃 (社)山口県バス協会 会長

■ご意見の内容

・あまり歩行者のいない山間部などで広すぎる歩道が整備されていないか。都市部においても余裕がありすぎる歩道に車が乗り入れ、歩行者の妨げになっている場合もある。
・都市部の渋滞対策に資するような効果が大きな箇所ほど遅く、地方部の緊急性の低い箇所ほど事業を進めていないか。用地等で難航することがあるのは理解するが、道路は将来に残す公共の社会資本であり、収用等も念頭にスピーディーに整備すべきである。
・今後の道路行政はコストを低減させることはもちろん、渋滞の解消などの整備効果を数値化し、優先順位を決めるべき。
・中国縦貫道は平成16年の台風により岩国方面で山陽自動車道、国道2号が通行止めになった際に迂回路として機能し、物流、人流が麻痺することを免れた。
・普段はあまり交通量が無いかもしれないが、その必要性が明らかになった。今後は割引区間や無料区間を組み込みながら有効活用すべき。
・県庁への高速道によるアクセスが不便。スマートICなどを活用しアクセス性を向上すべき。
・陰陽を結ぶ道路ネットワークが弱く、観光振興や、地域較差是正のためにも早期の整備が必要。
・高機能舗装(排水性舗装)は水跳ねもなく騒音も低減され非常によい。今後も積極的に採用すべき。
・冬期の峠、特に橋梁部分などの路面状況の把握のため、路面温度の表示などをより信頼できるものにしてほしい。
・低床バスのステップと歩道の高さを合わせるよう整備してほしい。
・駅における鉄道と車の連携では、自家用車よりも公共交通を優先するようレイアウトを配慮してもらいたい。
・信号制御の改善について、例えば、駅のバスプールから最初の交差点に進入する際、交差点の信号現示の状況が把握できないため、信号待ちで出発早々2〜3分の遅れが生じる場合がある。バスの運行と信号を連動させるか、バスプールで信号の状況が確認できるだけでも大きく違う。
・運行状況などの情報提供は携帯端末などを活用しながら積極的に進めていきたい
・軽油引取税・重量税などは道路の整備のため暫定的に高い税を払っているが、道路以外の費目に使うのであれば少なくとも暫定部分は本則にまで戻すべきである。
 道路特定財源の一般化は税政策への信頼を根本的に失わせるものである。