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氏 名所 属
大矢 二郎 北海道東海大学 芸術工学部 教授

■ご意見の内容

建築を専門とする私としては、道路を単なる交通路としてでなく、道路そのものが観光資源となるような整備を望みます。

その意味では、特に、街路樹の整備が重要です。路側の電柱や視線誘導柱の代わりに樹木が立っていればどれほど美しい道路景観になることでしょう。車道と歩道の境界に高木の植栽があれば木陰を生むだけでなく防護柵の役割も果たせると思います。

次に、歩行者と自転車に配慮した道づくりが必要です。北海道の道路には堆雪スペースがとってあり、夏場は幅員に余裕ができるので、そこを自転車専用レーンとして活用できないでしょうか。

高規格道路・高速道路のネットワークは北海道の骨格となるインフラであり、医療面からも地域にとって重要な役割を担うので、多少、利用頻度が低くても整備すべきだと思います。また、高速道路は利用者に負担感を与えない料金体系にしてほしいものです。

道路の施策で無駄だと感じるものに、冬期間積雪時の道路工事があります。除雪を繰り返しながらの工事は大変だし、市民の目には無駄な経費をかけているように見えます。