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氏 名所 属
小川 静子 福島商工会議所 女性会 副会長

■ご意見の内容

・福島県の公共事業評価委員をしており、先日旧田島町方面から昭和村へ抜けるトンネルの現地を見せてもらった。県内には未だ沢山ある冬期通行止め区間の解消のためトンネル工事をするものだが、人口1600人程度の昭和村は高齢者も多く、通院等非常に大切な道路であると思った。トンネルは工事費がかかるイメージを持っていたが、実際には橋梁や現道の落石対策等の方が多くの予算がかかるものも多いと聞いた。こういった情報は皆が意外に知らないのではないか。行政側はもっと情報の公開に努めるべき。
・事務所のホームページを見たが非常に充実していると思う。しかし、これらの情報を入手できるのは未だ少ないのではないか。情報を伝達してくれる協働部隊のような体制が必要ではないか。行政側の情報を伝える口コミ部隊を増やすべきだと思う。
・道路整備の必要性が分かって、計画が出来てから実現するまでに時間がかかりすぎる。もっとスピーディに進めて欲しい。
・生活道路より先にバイパスが整備されることが多く、バイパスが出来れば沿線に新たな街ができ、そこには大都市資本の大型店舗が建ち並び中心市街地は空洞化し、地元の商店は疲弊する結果となってしまう。生活道路の充実を優先的に実施して欲しい。
・ロードセーフティステーションやボランティアサポートプログラムについてホームページで見た。ボランティアサポートプログラム等は非常によい制度だと思う。自宅付近の信夫山トンネルの周辺は緑があり非常に好きな景色である。が、手入れをしないと雑草だらけとなっており、地域で協力して除草できないかと何時も思っている。もっともっとPRしたらよいのではないか。
・奥州・羽州街道の資料は素晴らしい。これだけきちんとした資料なので多くの人に情報を公開できたらと思う。
・冬期間除雪の苦労等は、実際に生活してみないとわからない。特に除雪作業に関わる建設業者は夜中から明け方にかけて待機して作業するわけで正月だって酒も飲めず対応するわけですよ。東京のマスコミはこういった実態を知らないで山間地の公共事業は無駄という情報を発信している。こういった地方の実態を東京で情報発信する機会があっても良いのではないか。
・首都圏に人(学生・労働力)と金を送り、更に電気、水等大切なものを全て福島をはじめ東北から供給している。その上大型店や居酒屋等多くの中央資本チェーン店が地方のお金を吸い上げている。この地方から供給している水や電気が一日でも止まったら首都圏の生活はどうなるのか?今後、問題の多い原発なので検査や災害で止まることもあり得るのではないか。そういう現実を首都圏の方々に考える機会を作って欲しい。