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氏 名所 属
大須賀 良明 北海道十勝観光連盟 会長

■ご意見の内容

【■今後の道路政策において、優先度が高いもの】
○高規格幹線道路の整備
・人口減少少子高齢化になっていく中で、自然の人口が増えないから観光面で地域活性化を進める必要がある。十勝は道東の玄関口であり、今、自動車による個人観光客も多い。北海道横断自動車道の足寄、北見間の整備ができれば、網走、知床の観光地に行ける観光ルートができ、高規格道路が効果的であり、道東圏の観光に重要である。
・帯広広尾自動車道の整備により、広尾十勝港でとれる海産物や大樹町など酪農地区のチーズなど乳製品、豚肉の新鮮なものをスムーズに観光客をはじめ多くの人に提供できる。これらの物流輸送で高規格道路が効果的であり優先的整備が必要である。
○冬期交通を確保するための除雪と除雪体制の整備
・地域の面積が広いことから生活主体が自動車であり、冬期間の交通確保のため除雪および除雪体制の整備が重要である。
○観光客に分かりやすい標識の整備と外国人に対応した案内標識の整備
・海外からの観光客に対し、地域商店街で外国人を受け入れる意思表示として外国語の表示をすすめようとしている。十勝管内では十勝ばんば、世界ラリーカー選手権などイベントが開催され国内はじめ外国人観光客が増え、レンタカーで観光地をまわるようになってきている。これら、外国人を含めた観光客に対し標識の整備、観光地の景観にあった標識の整備が必要である。

【■今後の道路政策において、効率化を図る上で大事なこと】
・事業の実施にあたって、早い段階から国民の考えや意見が十分に反映されるような取り組みを行うこと。
・高速道路は、北海道では目的地間が長いため時間短縮の目的で利用され、本州は渋滞回避により利用されている違いがあり、高速道路料金がもっと安くなれば利用しやすくなり、利用が増え効果があがる。

【■道路政策全般について】
・計画作成に向けては、地方から声を出さなければいけないが、出された地方の意見を反映する必要がある。
・道路特定財源の一般財源化については、まずは道路に必要な予算を確保して余れば暫定税率を下げるべきである。