閉じる
氏 名所 属
岡本 直久 筑波大学 システム情報工学研究科 准教授

■ご意見の内容

○課題の重みは地域によってそれぞれ違う、意見が小さくともその項目がいらないというわけではない。懸案は、あまり地域には見えてこない環境の問題(CO2)。
○他の交通機関とか道路だけの問題じゃなく、財源の適用範囲という意味ではいろんな所を網羅できるようなお金の使い方が出来れば拡大していく。
○納税者の理解という意味では、環境改善に特化したお金の使い方に重点を置くとか、目的税的な使い方をしている説明をしないと理解を得られない。
○アンケートは地域の課題を表している、全国画一的にやっていくわけには行かない。
○道路を使っている側として、無駄と思う道路はない。バイパス整備後の現道使用形態(リニューアル仕方)は検討する必要がある。
○優先度が高い道路は、都市単位で言うと環状線の問題、全国的には他の交通機関と道路、あるいは、他の交通機関と他の交通機関との間を繋ぐ役割としての道路。地方では、暮らしを考えると街の中の道路に対しても手厚い道路財源の補助の仕方に変えていった方が良い。
○首長さんを中心とした自治体がどんなアイデアをもっているか、どんな町づくりをしたいのか、暮らしに役立てたいのかと言うことをどれくらい考えているのか、良いところには手厚く90%以上の補助でやるとかも良い。
○人が住んでいないところ、特に観光地というのは手が入ってないところが沢山ある。渋滞が長続きすると、もう二度と行きたくないという観光地になってしまう。実験でも良いので休日の交通とか観光地の交通にも力を入れてほしい。
○1週間で2日間しか休日の交通、観光とか余暇交通は無いが、総走行距離だけで考えると施策の重みを平日と一緒にしてもおかしくない。
○観光地の道路は車線数を3車線でも良いのでは。朝はこちらが2車線、夕はこちらが2車線とか。頑張りたい観光地は沢山ある、そういうのにも貢献する道路の在り方というのも考えた方が良い。
○物流では、港と都市、港と他の地域とを繋ぐ道路の創作というのが求められている。港湾の競争力として、東京港、千葉港、横浜港と首都圏とをどうネットワークとして結ぶかとして3環状の問題とか、都内の道路とか臨海部の道路とか益々重要になっていくと思う。道路側からも、港側からも、鉄道、空港等とのネットワークを作れるのは道路だと思うので道路施策に中枢を担って頂きたい。
○総合病院のカバー圏は道路のネットワークを考えながら、評価して道路整備の目標にすればよい。そういうところが量から質への話である。