閉じる
氏 名所 属
大桑 堉嗣 (社)和歌山経済同友会 代表幹事
(株)オークワ 代表取締役会長

■ご意見の内容

○ 物流という点において、南紀一円に配送センターを所有しているが、ゴールデンウィークや帰省時などは道路が渋滞し配送が遅れて困っている。基幹道路の整備が必要と感じており、特に、近畿自動車道紀勢線は南部ICまでしか開通しておらず、早期にもっと南進して欲しい。

○ 例えば、新宮市周辺では、若者が都会へ出て行く傾向が強く、そういう観点からも基幹道路の整備は必要である。

○ 近畿自動車道紀勢線海南吉備間は、片側1車線のため、事故があると非常に渋滞するとともに、トンネルも多いことから自動車のスピードが低下して渋滞が多発している。また、近畿自動車道紀勢線吉備御坊間では、6月になると夕方が混雑し、事故でもないのに渋滞が多発している。交通容量が足りていないように感じる。

○ 大阪府から和歌山県への高速道路は1路線のみであるため、事故が起こると大変困る。また、和歌山市から天理市へ行くのにも時間が非常にかかるので京奈和自動車道の早期完成を望んでいる。名古屋市へは名阪国道を利用しているが、ここも事故が多い。和歌山県は陸の孤島であり道路整備は遅れている。ネットワークとしてつながるよう強く整備を望む。

○ 熊野古道は世界遺産に登録されているが、道路が整備されていないため、再度観光に訪れる人が少ないのかもしれない。そういう点からも紀伊半島をぐるっと回る基幹道路の整備が必要である。

○ 国、県、市町村など道路管理者が違うため調整や行政手続きに無駄な時間を費やしているような感じている。和歌山県全体で道路整備の規模を考える必要がある。山中に大きな道路が整備されているが、人口規模に応じた整備の方法を考える必要がある。

○ 首都高速道路の景観のために何千億円もかけるなら、地方が必要としている幹線道路がどれだけ整備できるかと疑問に感じる。