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氏 名所 属
大野 純一 南海日日新聞 取締役編成局長

■ご意見の内容

・道路整備について、中央の考え方では地方部の実情と合わない。都会の論理で進めるのでなく地方の意見を踏まえた計画が必要である。

・地方(特に離島)の道路整備は、公共交通機関がなく特に重要と考える。

・都市部の道路事業は渋滞対策がメインであると思うが、離島は線形不良の解消や災害時の代替ルートとしての事業となる。

・奄美大島のある箇所で道路整備が行われたところがあるが、その一部に用地地権者が不明のため工事が出来ず走行性の悪い状態で残っている箇所がある。この様な状況は、整備の必要がある道路事業が効率的に事業執行が出来てないと考える。

・今後道路事業を進めていく上では、自然環境・景観に配慮した事業が必要である。奄美大島は、自然景観に優れ、また、貴重な動植物も数多く生息している。奄美大島の道路はトンネルが多いところであるが、これは自然環境や地形改変が少なく良い工法と考える。道路事業ではないが、海岸の護岸工事で数多くの防風林を伐採し整備され自然景観の保全に大きな影響を与えた。道路においても、動物が道路横断や側溝などの道路施設で死んでいるのを見かけるが、今後の計画は動植物への配慮が必要である。