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氏 名所 属
鬼丸 政男 田川地区消防本部 消防長

■ご意見の内容

○道路整備について
 ・国道の整備水準はそれなりに出来ているが、それを結ぶ県道、市道の整備が遅れているため救急活動等に支障を来している。国道につながる県道、市道の整備をお願いしたい。

 ・管内の救急・消防の出動実績マップを作成している。道路整備の優先度に反映してもらいたい。

 ・市街地は渋滞し、曲がりにくい箇所がある。団地内では不法駐車もいる。救急・消防活動の中でも特に救急の場合、家の軒先まで行かないといけないが救急・消防活動の支障となっている。

 ・救急・消防車両の大型化に伴い、ゆとりある幅員を持った道路整備を今後はお願いしたい。

 ・立体交差等で幅員不足で通行に支障を来している箇所がある。一刻を争うのに迂回しないといけない箇所が存在する。当方ではマップを作成して対応しているが支障箇所の改善をお願いしたい。
  (一般国道201号の東大橋下もH=2.3mの高さ制限がある。)

 ・田川市から重篤患者を搬送する際、飯塚市の三次救急医療施設の新飯塚病院へ搬送している。

 ・一般国道201号飯塚庄内田川バイパスの烏尾トンネルが開通すれば新飯塚病院への搬送時間短縮のみならず、福岡市内への搬送の時間短縮も図られる。また、久留米の聖マリア病院への搬送も行っており、一般国道322号の八丁峠のトンネルが開通すれば相当な時間短縮が見込まれる。

 ・重大事故が発生する高速道路では救急車もICを介して行かなければならない。高速道路ではドクターヘリが着陸できるよう施策を検討してもらいたい。

 ・また、一般道の道路区域に災害活動が有効に出来るようなヤードの確保を検討してもらいたい。

 ・阪神淡路大震災などの有事には、全国から緊急消防援助隊が出動する。そのルートは、一般国道が指定されている。災害に強い道路整備が必要。


○改善点
 ・道路工事、夜間工事で片側交互規制を行っているが、救急活動等の支障になる。事前に規制の情報をもらえれば、搬送ルートに支障を来さない。

 ・交通事故のオイル漏れが発生した場合、当方が出動し初動の処理は行うが、その後の処理は道路管理者で行ってもらいたい。道路管理者と連携を図り、二次災害を防ぎたい。

 ・国道やバイパスで発生する事故の規模は大きい。事故処理を道路管理者・交通管理者と連携しスピーディーに行い二次災害を防ぎたい。

 ・トンネル事故は、事故処理を行う当方にもリスクが生じる。トンネル内の災害時に備えトンネル設備の充実をお願いしたい。

 ・国、県、市、交通管理者と消防で年1回くらいの調整会議を開いて連携強化を図りたい。