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氏 名所 属
小田 征一 (社)千葉県バス協会 会長

■ご意見の内容

・館山自動車道は、南房総地域の地域振興及び地域開発に寄与するものであり、今回の全線開通に伴い、安全性・快適性が向上した。

・南房総地域における広域幹線道路ネットワークは、館山自動車道の全線開通により完了したわけではなく、今後は南房総地域の回遊性の面からも鴨川方面への高速ネットワークの計画を具体化していくことが必要。

・圏央道は、東京湾アクアライン、東関東自動車道等と接続することで、新たな交通軸を形成し、道路交通の円滑化、災害時の代替路としての活用に資する重要な路線であり、早期整備を望む。

・高速道路は整備したら終わりではなく、いかに活用していくことが重要である。例えば、道路利用者の利便性向上の面から、地域交通として利用してもらうことも重要であり、そのためにバスベイ等の設置も考える必要がある。

・東京外かく環状道路は、放射状道路と接続することで、都心へ集中している交通を適切に分散し、首都圏の渋滞緩和に大きな役割を果たす道路である。バス事業者から見ると運行ルートが拡大し、活用するメリットがある。

・高速道路は各種高速道路と接続しネットワーク化していくことが重要であることから、首都高速の中央環状線と小松川線がJCT化することも必要ではないか。

・高速道路がネットワーク化し交通ルートが広がったとしても、ルートにより目的地へ行く料金に違いが生じることになる。環状道路の利用しやすい料金体系の導入を検討することが必要ではないか。

・国道14号・357号等の湾岸地域の交通渋滞が深刻である。渋滞対策として、臨海部に国道と並行する既存道路があるが途中で寸断している。先線へ接続するなど既存道路を活用したバイパス整備を行うことも必要ではないか。

・北千葉道路は、我が国を代表する国際空港である成田国際空港とアクセスする重要な路線である。

・街で見かける路上工事看板が改善され、何をしているのか分かりやすく表示されていて良い取り組みである。

・館山自動車道の全線開通により、今後の南房総地域への交通量の増加が予想されるが、富津館山道路の富浦IC料金所のETCレーンについて、料金所の左側に設置されているが、料金所手前で先詰まりした場合、ETCレーン側へ行けなくなるので、料金所を拡幅する必要がある。