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氏 名所 属
大橋 直人 出石町商工会 会長

■ご意見の内容

○今後の道路政策において
・観光都市として出石町を売り出そうとした時に、来るための道路が大雨時に冠水するというのでは売り出しにくい。災害に強い道路整備をしてもらいたい。

・観光というのは県内だけにとどまらず広域的なものであり、各観光地を周回できるよう回廊的な道路を優先的に整備してもらいたい。例えば、但馬近辺でいえば、天橋立と出石や城崎と鳥取砂丘を結ぶような観光を活性化する道路を整備してもらいたい。

・整備する目的や場所に併せて道路も使い分けが必要では。例えば目的地に向かうための幹線道路は移動を重視した整備をして、目的地の街中では景観を楽しめるような、ゆったりと走れる道路を整備してもらいたい。またすべての道路でお金をかけなくても、場所によっては舗装をしないような道路もあってもよいのでは。

・出石でも上海など海外からの観光客が増えてきている。海外からくる観光客の受け入れ体制を整えるためにアクセス道路の整備や外国語の案内看板の整備などを進めてもらいたい。

・アメリカではかなりの高齢者でも車を運転して買い物に行っている。アメリカのように車がなければ生活できないようなまちにならないようにする必要がある。


○道路政策全般に対するご意見、ご要望
・豊岡市は平成17年に一市五町が合併したが、各町を結ぶ道路が不十分なため、ひとつのまちとして機能しにくい状況にある。各町から中心地の豊岡に向かう道路は比較的整備されているが、各町を結ぶ環状的な道路が整備されていないため移動するのに非常に時間がかかる。人と人との交流はデジタル化が進んでいっても大事なものであり、そのためには往来する道路が基本となる。医療や防災にも繋がってくる問題であるので、早期に整備をしてもらいたい。

・道路整備をするうえで地域の気候条件をよく考慮して整備するようにしてもらいたい。例えば、播但道は大雪でよく通行止めになる。積雪地域では雪に強い道路が必要であり、北近畿自動車道の整備にあたっては雪で通行止めにならないような道路にしてもらいたい。

・豊岡商店街など田舎の商店街が苦況に立たされている。商店街のような場所では、駐車場の確保の問題が非常に大きい。シャッター通りとならないためにも、商店街では路肩を広くして車を止められるような整備をしないと活性化しないで廃れていく一方である。

・これから行政に求められるのは、基準や規則だけに縛られるのではなく、地域の状況や目的に合わせて柔軟に対応していけるようにすべきである。そのためにもきめ細かい情報収集が必要。