閉じる
氏 名所 属
大塚 浩司 東北学院大学 副学長

■ご意見の内容

・無電柱化、歩道・自転車道整備、既存ストックのメンテナンスを優先することが重要と考える。
・中越地震でも電柱が倒れており、歩行者の安全のためにもまずは電柱をなくすことが必要。

・壊したら補修するという考え方は、コストが大幅にかかる。50年、100年先のことを考え、道路を長持ちさせるためにメンテナンスすべき。
・日本中の道路構造物をデータベース化して、ライフサイクルコストを考慮し、計画的に維持管理を実施する。

・地方の自治体ではメンテナンスの計画までの費用や技術が乏しいため、データベース化までを国が負担する必要がある。

・歩行者の脇を自転車がスピードを出して走っていることがあり危険。自転車道の整備、歩道・自転車の分離に費用をかけるべき。

・自転車の利用者が増えれば、渋滞が減り環境にも良い。

・基本的にはいいものを安く作る技術力が必要。それが良いものかどうか判断出来る発注者側の技術力も必要。コストだけでいくと中小企業が生き残れない状況になる。

・コストと技術力を主とした業者の選定方法は地元の中小企業にとって不利であり、改善が必要。

・日本の道路整備は一般の道路利用者の目線で進められていない。

・一般市民の暮らしに密着した生活道路の改善をもっと進め、それをアピールすべき。

・人間の生命を守っているのは土木である。災害時に土木技術が必要であることを国民にもっと理解してもらえるように、国もアピールに力をいれてほしい。