○道路整備は、経済発展に寄与してきたが、少子高齢化や環境問題を抱える現在においては、公共交通機関（道路、バス、電車、ＬＲＴ）がどう考えてどう進めるべきか、連携・連帯して街作りを進めていく必要がある。

○東京のような都市部では、公共交通が整備されているので、宇都宮に住む人とは、移動に対する満足度は違う。都市では、地下鉄によって、利便性（定時制や終電、乗り換え）に優れており、地方では、バスに頼らざるを得ないが、バスには乗り換えがないため、本数・便数を増やすことになる。また、瞬時の大量輸送には不向きである。

○車は、点と点を結ぶのには非常に便利であるが、点から先への動向には不便がある。駐車場がないから集客できないと商店街からの意見もあるが、見方を変えて、車に頼らない商売、駐車場が無くても集客が出来るように町として考えたら良い。ＬＲＴを含めた公共交通網を整備する必要がある。

○公共事業で、赤字・黒字の議論をするのは、日本だけ。公共交通はただで乗れるのが理想。コストは一部税金、残りについては、公共交通によってもたらされる経済効果を受ける人たちによる出資。

○道路特定財源の一般財源化は困る。税金の配分のことしか言っておらず、税収はどうするか議論が十分されていない。