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氏 名所 属
沖野 美智子 石川県婦人団体協議会 会長

■ご意見の内容

◎概 要
・ 時代の流れが速く、社会情勢が目まぐるしく変わる中で、道路事情も著しく変化し、道に対して求められることも多様化してきました。特に少子高齢という社会背景の中で経済優先の道路づくりと平行して、生活道路の見直しを推し進める必要があると思います。
・ 良い道路をつくるという事は交通事故防止につながり、人々の心の豊かさにもつながる事です。
・ 道路財源は道路で使ってほしいと思っています。

◎要 望
・ 道路にお金を払うということを実感するのは高速料金所で感じます。毎日通勤する人達はたとえ10円の値上げでも切実な事と思います。無料に出来る所は一日でも早く、またそのような方策を急いでほしいと思います。
以前、高松インターから能登有料道路に入り内灘料金所で150円だったのが220円になった時とても痛かったですが、日が経つにつれてだんだん感じなくなり、現在は白尾―月浦連絡道路が出来て便利になりました。しかし、220円はまだそのままなので残念です。
・ 6月13〜14日と金沢駅西口付近の右車線で工事をしていました。水はけが悪くそのためのものですが、工事看板はもっと手前に立ててあれば車線変更を早く出来たし、迂回路も考える事が出来たと思います。
・ 水はけの悪い箇所については何箇所かあって、雨のたびに車が跳ねた水を通学途中の子供達や自転車通学の学生にかけないかと心配です。
水はけという事をしっかり考えて道路をつくってください。特に雪国では考えるべきです。
・ 新しい道路も大事ですが、既存の道路の見直しということも必要なのではないでしょうか。特に生活道路として使われている道が縁石等・色も黒ずんできたり間から草が生えてきたり、時代に合わないものになってきているのではないでしょうか。これらも高齢社会という考えも入れて見直しをしてほしいと思います。そしてこれは実際にそこに住んでいる人と担当の人が歩いて調査を進めてほしいと思います。
・ 道路を歩いていて思いがけない所に段差があるということは大変危険です。色使いを考えてほしいです。(これは既にそういう風な色使いになってる所もあります)道の色使いというのも今後の課題だと思います。
・ 昔ながらの信号機の色でとても見にくいものがあります。特に青色が見にくく感じます。点検をお願いします。

◎道 の 駅
・ これは以前に何かの時に聞いた江戸時代の話で、地名は青森だったと思います。
「リンゴの木の並木道があって長旅を終えた旅人がそこへ来てほっと一休みし、リンゴを一つ取って心を癒す。そしてまた、旅する人は元気を取り戻して歩き出す。」というもので、道には楽しみや憩いが必要です。キャラクターのいる道・音が出る道・せせらぎの道・風車の回る道・哲学の道等、その土地の特徴を生かした生活道路が楽しいと思います。
・ 道の駅が造られています。土地の特徴を出した道路と駅が一体になって、賑わいが生まれるのではないでしょうか。

◎ま ち な み
・ 昔は道路ギリギリに家を建てていました。以前道路から後ろへ下がった所に家を持っていた人が「あの道から後ろへ下がった家…」と言われるのがとても嫌だったと私に話した事があります。今は車を駐車させるなど下がっている事が都合が良いのにと時代を感じました。そうしたゆとりを求めたいと思います。
・ 道路は何をするにもコミュニティの場でしたが今はそういう使われ方も少なくなり、それと同時に人の心も変わってきたように思います。道路は危険ではなく道路は人と人とのつながり、地域のつながりの場でなければなりません。
・ 生活道路と経済道路が一緒になっている事が問題です。どう分けていくかが重要な事だと思います。良い対策を立てて下さる様お願いいたします。
・ 文化・景観に配慮した街づくりをしてほしいです。
H17全国地域婦人団体研究大会を金沢で開催し、1600人が来県しました。石川の金沢はぜひ訪れたい「まち」との事です。道路をつくるには立ち退き問題が大きく絡んできます。空洞化問題もセットにして、生活道路・まちづくりを推し進めてほしいです。何年後の人々の生活はどうあるか見通して、まちづくり・道づくりを考えることが大事です。

◎無 駄
・ 道路の掘り返しです。
・ 水はけなどは、作るとき地形から考えてわかっていると思うのでそうした事を計算してきちんと道路をつくるべきです。

◎リサイクル
・ リサイクル製品には土木関係の製品が多いです。強度の面、排水性舗装について更に技術開発をしてほしいです。そのため財源投入が出来ないものでしょうか?

◎自 転 車
・ 道づくりを考えるとき、自転車の扱いをどうするかということが課題ではないでしょうか。