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氏 名所 属
岡村 政志 月刊タウン情報クマモト編集部 編集長

■ご意見の内容

@道路政策の改善点について
1)観光面について
・情報誌にレジャー関連の記事を取り上げる中で、阿蘇・天草の観光情報を載せることが多い。しかしGWなどの観光期には国道57号が渋滞する。これからは新幹線の開通等もあり観光の時代になっていくと思われるが横軸が国道57号のみでは渋滞によるアクセス性の悪化で熊本は通過されてしまう懸念もある。
・阿蘇へのルートとしては国道57号が主流であるが、迂回路的なネットワークの整備が必要ではないか。観光する人にとってはそれが国道であろうと県道であろうと関係ない。
・南阿蘇にはグリーンロードと呼ばれている農道があるが、ほとんど利用されていない。利用者が少ないので無駄だと感じている人もいるだろうが、ロケーションがとても良いので、景色を感じられるような観光のモデルルートとして案内するというのはどうか。「このルートはこういう景色が楽しめる」といったようなドライブコースの案内をするルートマップをつくって、色んなルートを使ってもらえるようなマップづくりを行ってほしい。
・九州新幹線の開通で縦軸(福岡−鹿児島間)は早くなる。横軸はゆっくり楽しめるような大分−長崎までつながるスローラインのルートづくりを行ってほしい。
・韓国への旅行客の大半が日本人であり、道路の標識もローマ字表記や日本語表記をしてある。海外からも熊本に来てもらえるような政策が必要。しかし阿蘇、天草、熊本城といった観光スポットに行きたいとなったときに標識が不十分。観光客にやさしい道案内を目指してほしい。

2)安全面について
・阿蘇地方はたびたび霧が発生する。先が見えず、脱輪している車も見かけたことがある。大津の入口付近から注意喚起の看板を出した方がよい。慣れていない観光客には危険である。逆に慣れている地元の人はスピードを出すため事故が起こりやすい。特にミルクロードの霧が濃いので霧をさけるルートを案内するなどしてほしい。
・生活道路では幅員がせまいのに交通量が多く、事故が多発している状況である。また大学付近では学生が多く通学しているのに歩道幅が1m程度で片側しか無い区間もある。生活道路と幹線道路のすみ分け、及び車と歩行者のすみ分けが出来れば事故も減ると思われるため、この点を早急に改善して安心して住めるまちづくりを行っていってほしい。
・梅雨時期には、毎年同じ箇所が冠水しているので対策を講じるべき。

3)その他
・年度末に工事が集中しているという印象があり、予算の消化のためではないかと思われる。必要性があるからやっていると思うので、住民に誤解を与えないようなインフォメーションを実施したほうが良い。