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氏 名所 属
佐々木 修一 (社)札幌観光協会 専務理事

■ご意見の内容

・重点化・効率化について
 北海道の地域全てに、均一のサービス(医療等)を提供するのは不可能。地方の中心都市までのアクセス性を良くすることで、同等のサービスを受けることが出来るようにすべき。
 観光の面では、来道する内外の旅行者に対する「もてなしの心」がリピーターを生む。行政だけがやるのではなく、地域住民・企業の協力を得ることが、効率化に繋がる。
 最初から、完成型を作るのではなく、利用状況などを勘案して、強化・補充できる計画とすることが無駄な投資を防止する。
 道路施策について住民の意見を聞きながら進めることは常に重要であるが、その際に全ての人が満足するような対応は、非効率であり、現実的ではない。やらなければならないことと、出来ないことを明確にすべき。

・重点化する事項
 旅行の形態も、団体旅行からレンタカー等の個人旅行が増えている。また、外国人旅行者、団塊世代(高齢者)の旅行者などが、今後、大幅に増加すると思われる。これらの人の移動は、幹線道路の役割が重要。そこに重点化することも必要では。
 例えば、多言語表示、高齢者が見やすい表示、緊急時の連絡先など、それにより観光客は安心で安全・快適な旅行が出来る。
 北海道の冬は、国内の雪のない地方や東南アジアの人に対するアピールポイントの一つとなるが、不安要素でもある。冬期の対策はしっかりとするべき。
 北海道は自然の豊かさが一番の魅力、環境を切り口とした施策をもっと取り入れるべき。