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氏 名所 属
沢本 輝之 (社)十勝地区トラック協会 会長

■ご意見の内容

【■優先すべきこと】
○高速道路ネットワークの早期整備
地域と地域を結ぶ道路として路線が一本ないし迂回用の二本しかない現状であり、特に本州の関東関西中京の消費地に出荷するのに船で送らなければならないが、船の運行が限られているため道路の影響によって乗り遅れる障害がある。都市間の安全で安定的な輸送の確保のため、特に道東は高速道路の整備が進んでいないことから道央と道東を結ぶ北海道横断自動車および帯広から広尾間の帯広広尾自動道の高速ネットワークの早期整備が必要である。

○災害対策及び道路整備
近年の多発する地震や異常気象により国道をはじめ道東管内の道路で損壊して通行が出来ないことが起きている。また、集中豪雨などで路肩の損傷などが発生している。物流の安定な輸送路線の確保のため、災害対策及び道路の整備、災害時の代替道路の確保が必要である。

○市町村道の整備
国道等の幹線にアクセスする市町村道で極度に交通量が増えて、大型車の通行等により道路路面路肩の損傷が進んでいる。交通の安全確保のため、現況に合った道路昇格による整備や路肩の拡幅の必要がある。

○国際物流への対応(幹線道路のトンネル・橋梁構造物)
道東管内の国道38号はじめ国道は重要幹線道路であり、物流等や緊急輸送路線となっている。浦幌町管内のトンネルは、高さ・幅員に規制があり大型コンテナ車両等の通行出来ない現状である。また、橋梁構造物の老朽化により規制緩和の中で軸重が増えてきており、特車通行に対し申請しても路線によっては通行の許可が下りないのが現状である。
北海道の場合、個々の工場が大きく、一次産業では一戸の農家や一プラントで扱う荷物量が多く、大型が進められている。これら大型車が円滑に通行できる道路の整備が必要である。

○道東のトラックステーションの設置
現在、九州地方で6箇所、関西方面に12箇所、北海道では2箇所の設置がされている。道東方面においては、釧路、北見から十勝を経由し道央へ至る、輸送での車両流れになっている。トラックステーションは、トラックの長距離運行に欠かせない安全運行する環境を整えた施設で道路状況や気象情報の情報ネットワークの中枢を担っています。道東には未設置であり、特に十勝地区の設置が必要である。

【■効率的展開で大事なこと】
○高速道路料金を引き下げ既存の高速道路を活用する必要がある。輸送コストの低減にもつながる。