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氏 名所 属
佐藤 奨 山形日本電気(株) 代表取締役社長

■ご意見の内容

○今後、取り組む道路政策で重点的に優先度を上げ実施すべきものや効率化の徹底について
・交通手段として飛行機、道路、鉄道があるが、道路についていえば東京―庄内は、時間軸で見た場合非常に遠い。月山は豪雪などのリスクがあるし、国道47号の最上川沿いも災害のリスクが高く、日沿道も出来ていない。産業面から見れば東京との時間距離は大きな問題である。
・九州の道路は良いと感じている。明治以降、産業界は九州に進出してきている。以前は半導体であるし、今は自動車がそうである。交通インフラと産業発展は鶏と卵の関係であり、流通の手段として最重要である。
・山形道は片側1車線であり、高速道路の質でも九州と格差がある。交通量と投資効果の問題かもしれないが、国土ビジョンという観点から戦略的に整備すべきでないか。
・空港や港湾を点とすれば、高速道路で結ぶことにより面への展開ができる。つまり、日沿道などの整備により新潟や秋田の交通インフラを利用することが可能となる。世界中のものづくりは、アジアに集まっている。(半導体も同様)益々アジアと結びつきが強くなることを考えれば、空港、港湾、高速道路がネットワークされることは重要であり、またそれぞれ特徴のある空港や港湾になればよい。