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氏 名所 属
齋藤 徳春 釧路港湾協会 会長

■ご意見の内容


○釧路港と背後圏とのアクセス強化のための高規格道路ネットワーク
・港は心臓であり、道路網は血管(動脈、静脈)である。昔は港にストックヤードを設け荷物をストックしていたが、今の港は通過点に過ぎず、物流にとって道路網の整備はとても重要なアイテムである。港だけを整備しても港までのアクセスを改善しなければ意味がなく、産業のための道路や高速道路等、港とのアクセスを強化する道路整備が必要である。
・北海道横断自動車道(本別釧路間)は、民間ベースの発想でスピード感をもって整備することが肝要である。早期の完成をお願いする。
・釧路港から網走、北見への輸送は、1日に1.5往復しかできない。1日に1.8往復となっても輸送コストは変わらず、採算ベースにはのらない。道東縦貫道路が整備されると1日に2往復することが可能となり、物流コストの低減につながる。道東縦貫道路を早く整備して頂きたい。

○背高コンテナが通行可能な国際物流ネットワークの確保
・国際コンテナを載せたトレーラーが通行できない狭小トンネルは物流の重大なネックとなるので、即座に対応して頂きたい。

○北海道経済の活性化と道路ネットワーク
・北海道の道路整備は遅れており、地方の過疎化も進んでいる。北海道が経済的に活性化するためには、時間短縮効果のある道路ネットワークの確立等、社会基盤整備が必要不可欠である。

○重量税について
・トレーラーはキャビンとシャーシーに分類され、それぞれ重量税が課税されるが、シャーシーはそれ自体だけで動くものではなく、ナンバーがついているからと言って一律に重量税を課税するのは理解できない。

○冬期交通環境の改善
・積雪寒冷地である北海道においては、冬期の降雪や滑りやすい路面等の影響により速度が低下するため、輸送コストが増加している。生活道路等のきめ細かな除雪を行って頂きたい。