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氏 名所 属
佐藤 功 新潟経済同友会 代表幹事

■ご意見の内容

○ これまでの道路政策に関して、特にどのような改善点があるとお考えですか。
・ 日本海側の高速道路はまだつながっていない。港湾、空港そして道路がつながって、韓国や中国、ロシアとの物流が動く、つながってこその道路網であり、新潟〜山形〜秋田〜青森を結ぶ日沿道の整備をしっかりと進めて欲しい。
・ 例えば、新潟から秋田へは飛行機や新幹線のルートが無く時間距離が遠いため、日沿道で早く結んで欲しい。関西〜東北を最短で結ぶのが日沿道ルートである。これからは中国、韓国、ロシアの発展を通じて日本海側が発展する時代である。新潟は東京から最も近い日本海側の窓口であり、道路網の整備が重要である。
・ 観光収入には道路が重要。かつて新幹線が開業しても観光客は増えなかったが、高速道路の整備により、オイルショックで落ち込む税収を上回る観光収入が県にもたらされた。

○ 今後、道路政策においては、無駄を排するなど効率化を徹底する必要があると思いますが、特にどのような点を重視すべきとお考えですか。
・ 日々の渋滞に巻き込まれている人間としては、渋滞対策として、国道113号松浜橋上流橋と取り付け道路の整備をスピーディーに進めて欲しい。

○ 道路に関して無駄と感じることはありますか。具体的にお教えください。
・ この界隈では道路に無駄を感じたことは無い。

○ 今後、取り組む道路政策の一層の重点化を図ることが必要であると思いますが、優先度が高い又は低い課題への対応は何であるとお考えですか。
・ 日本では子供は徒歩で通学する場合が多いため、歩道の整備が大切である。また、降雪時には歩道の幅が狭くなり自転車のすれ違いができない区間もある。今後は生活道路の環境整備を進めて欲しい。
・ 九州は先見の明がありアジアの発展を通じてすごい発展を遂げている。新潟のメリットは東京に近いことであり、東京の台所となるためには日沿道の全線整備が重要である。
・ ETCの夜間割引で夜間の貨物トラック通行量が増えているのは非常によいことであり、法律でETCを義務化しても良いと思う。なお、現行の車線数で高速道を無料化した場合、新たな渋滞を招くため、絶対にすべきではない。
・ 温暖化が進むとアスファルトの劣化が早くなるため、対策が必要である。