特に高知県のような災害多発県でかつ高齢化が進んだ地方にとって、道路は防災、福祉、医療に欠かせないライフラインとも言える存在。
人々が安心して暮らすためには、ライフラインとしての「基幹道路」（高速道路もしくは主要国道）がいかなる状況の中でも、絶えず安全に確保されていることが第一だと思います。たとえば県内を大きなブロック単位でとらえて、地域の中核医療機関や警察、消防と住民を結ぶ、分かりやすくかつ安全な道路の整備などを急ぐ必要があると思います。
道路は人体で言えば、「血管」のようなものと考えています。太い血管と小さい血管を効率よく網羅することによって、地域の隅々まで暖かい血が行き届き活性化するのではないでしょうか。
この図面をどのように描いていくのか、今以上に国、地方が垣根を取り払って本音の論議する必要があると感じます。
高知県の場合整備された農道をよく見かけますが、たとえば基幹道路のバイパス的役割も持たないなど、他の道路と機能的に結びついていない農道が多々あるように感じます。
さらに高知市などの市街地においては平面の交差点が連続しているため、渋滞がいたるところで発生しています。交差点の立体化などもさらに必要ではないかと考えます。