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氏 名所 属
斉藤 留美子 設計事務所アマランス 主宰

■ご意見の内容

・国道285号の大野台周辺、森吉に入る手前でバイパスが整備されたが、整備の必要性に疑問を感じる。旧道がそれほど走りにくかった訳でもない。中心市街地を避ける形となり衰退が心配。車が走りやすく、かつ街なかを通るように整備すれば一石二鳥だと思う。

・道路計画は長期的なビジョンで、地元の人との対話を大切にしていってほしい。細かな計画も、時間をかけて行ってほしい。

・年度末になると予算の消化として、道路工事をしている感じがする。じっくり煮詰めて道路工事を行えるように予算については翌年でも使えるようにしてほしい。

・維持管理を慎重に行うべき。東北の寒さを充分考慮し、凍害に強く温度の影響を受けにくい、気候に合ったアスファルトがあれば良い。イニシャルコストはかかるだろうが、補修が減り、長期的に見るとコスト縮減になる。また、凍結のおそれを考慮し、設計の段階で影にならないルートにすれば良いのでは。

・年度内に予算を使い切らなければ、来年度配分しないなどというシステムは、現状に合っていない。

・日沿道は空港につながる必要がある。どこの国も県も、空港には直結する道路があるものだし、危機管理の面からも、直結の道路と一般道の整備が必要である。

・日沿道が出来た際には、「料金を安くして利用頻度を上げ、リピート率を高くする」という考え方をしてもらいたい。

・事故防止の観点から歩道と車道の境界について、視覚に訴えるような発想がなにかできないか。ガードレールも白いものでなく、ローコストで良いものがあれば良い。

・地元の意見を取り入れた道路整備が必要。努力なくして良い遺産は残せない。そういう発想で官民ともに取り組んで行ければ良いと思う。