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氏 名所 属
斎藤 一彦 常磐興産(株) 取締役社長

■ご意見の内容

○道路政策の改善点
  道路は、造るのに時間が掛かりすぎる。早く整備し、早く効果を出す必要がある。例えば、常磐道は、現在常磐富岡ICまで開通しているが、いわき市住民に対しては、中途半端。平成26年度供用と言わず、スピードをアップして仙台まで早期供用して欲しい。常磐道全線供用により、ストロー現象を危惧する話を聞くが、トータルで考えるとプラスになると考えている。特に物流、観光。

○道路整備と観光
  常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)開業当時の昭和40年代は、秋田を夜出発し当施設への到着が次の日の昼頃であったが、今は6時間ほど。また、磐越道により冬は新潟からゴルフに来て日帰りするお客さんも居る。縦横の高速道路整備が進んだ事で、当施設も含め当地方の集客が増えている。高速道路のネットワーク整備は重要だ。
 ビジット・ジャパン等の観光戦略が推進されている。特に地方の人口減少や地方が疲弊している現状から、如何に外国人旅行客を受け入れるかは重要なことで、その取り組みを支援する一つとして、地方の道路整備は必要なこと。
 道路整備の財源である道路特定財源を一般財源化する件については、時期尚早で地方の道路整備はまだまだこれからである。

○その他
 今後は高齢化社会。高速道路も必要だが、生活道路の整備も必要だ。道路は生活の基盤である。