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氏 名所 属
佐藤 英雄 (株)長野放送 営業局長

■ご意見の内容

○周辺の景観に配慮した道づくりを考えてきていると思う。米国では、高速道路に直結するアクセス道路のガードレールに伐採した材木を自然なままの状態で使用している。この方式が日本にも取り入れられていることを評価したい。地域の環境とのバランスを模索して「シーニックバイウェイ」を政策として進めてほしい。

○最近、道路の両側に広く遊歩道のようなスペースが作られるケースがある。この部分が、長さという点で中途半端なものが多い。例えば、市内から景勝地に至る長さがあれば観光用サイクリング道路、あるいは歩道として活用できる。しかし、市内から、ややはずれたあたりで遊歩道が寸断されていることがある。これを作った目的そのものに疑問を感じる。周辺住民が恩恵に与るだけでなく、多目的な道路整備を希望する。

○大町市借馬地区の国道沿いに遊歩道的なものがあるが、わずか200M程度の長さしかない。これが木崎湖まで延びていれば、すばらしい観光サイクリング道路になると思う。現状では、この国道が白馬村、新潟に至る通過点になってしまい、観光客の滞留が望めない。地元の観光資産を高めるメリットも道路建設の重要な要素として認識してほしい。

○高齢化社会に向かいつつあるなかで、長野県のような山間部の多いところの道路整備をやってほしい。道路を広くする必要はなく、広域農道や生活道路に安心して直結できる整備をしていただきたい。

○道路の新設、拡幅などの事業について充分な広報活動をしてほしい。地域での説明会や、メディアを通じた解説を実施することで住民の理解が深まるはず。