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氏 名所 属
酒井 哲夫 特定非営利活動法人 福井県日本中国友好協会 会長

■ご意見の内容

○ 日本海側は太平洋側と比べ社会資本となる道路整備がまだまだ遅れている。道路特定財源を一般財源にすることについては反対である。

○ 太平洋ベルト地帯はどんどん社会資本が整備され、人口も増えている。かたや日本海側地域の道路整備は遅れ人口も減ってきている。道路を整備することによってその地域の産業の発展は当然ながら人口も増えていくという相関関係がある。昔をたぐると日本海側から文化が渡って来た経緯あるのだから、日本海側が大きく発展するのではないかという期待感や希望感がある。日本海側に社会資本の整備、特に道路整備をもっと進めるべきである。

○この6月18日、東日本農業共済組合の組合長の会合で秋田県に行って来たのですが、福井から秋田まで日本海側には電車も高速道路もないので交通関係は東京経由でないと行けない状態であり大変不便な思いをしました。秋田県の観光マップに秋田県から福井県へ行くには日本海フェリーで18時間30分かかるとありました。この時代に18時間あれば世界一周できてしまいます。社会資本整備が遅れている箇所こそ道路の整備が必要である。福井県に関して言えば中部縦貫自動車道・舞鶴若狭自動車道の早期整備が重要となります。

○ 都市部において人口が過密したから道路を造り、道路を造るとまた人口が過密するといった状態になっており、都市部に社会資本の投資が集中している。都市部の人は地方のことを見ずに、都市部を中心に考える。都市部に比べて地方の道路は車が通らない効率性の悪い道路であると独りよがりな意見をいい、地方を軽視した感覚をもっている。日本列島全体に均等ある発展を考えるなら、整備が遅れている箇所に生活道路や産業道路を付け、住みよい活発な地域にしていかなければならない。そうでなければ人口は大都会に集中し、地方はますます人が少なくなっていく。

○ 地域に重要な生活道路については火事、地震、雪害等の災害時にも対応できる幅広い道路が必要であるし、電柱の地中化、バリアフリーなど生活環境を良くすることが重要である。


○ 市長村が合併したことにより国から支援して頂ける合併特例債の制度がある合併支援道路を早く整備しなければならない。地域間を道路により結ばないと合併しても意味が無い。

○ 私が県会議員当時、坂井郡から九頭竜川を渡って市街地に入る橋は足羽川を渡る橋に比べて半分であったため、九頭竜橋は朝晩大渋滞であった。新たに九頭竜川に橋梁を建設しようと昭和57年11月11日に新九頭竜橋建設期成同盟会を発足したのですが、今ようやく25年たって新幹線と同時整備すれば大きな投資をせず整備できると、日の目を見ることとなりました。私としては期成同盟会で苦労した計画であり、県民も期待していますから早く、実現して欲しいと望んでいます。