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氏 名所 属
島澤 諭 秋田大学 教育文化学部 准教授

■ご意見の内容

・秋田から富山まで道路はつながっているものの、時間が非常にかかる。スピードを出せる高速道路を早く繋ぐべき。

・産業活性化のための物流に資する道路整備が必要。具体的には、由利本荘のTDK、北上の自動車産業は秋田港を利用しており、物流を担うトレーラーが通りやすい道路が必要。また、秋田港からの中古車輸出をトヨタが開始しており、日本海側の道路が必要。加えて、小坂町には自動車リサイクル技術が蓄積されており、当該技術を有効活用するためにも、道路が必要。

・秋田県内において、人口減少に伴い医療施設も減少している。重病の患者や救急患者のための道路整備が必要。

・高速道路にあまり車両が通っていない。有効活用のための利用促進策が必要。

・秋田市以外の市町村の機能低下を受け、秋田市と周辺市町村を繋ぐことが必要。地方の中の地方切り捨てが生じてしまう。

・途中までしか拡幅されていない道路は危険。一気に拡幅すべきである。区画整理に時間がかかりすぎ。予算の重点的な投入が必要なのではないか。

・過疎化が進み人がいなくなる集落は予想できる。そのような集落のインフラは必要ない。

・経済学者のグループの中には、好きで過疎地に住んでいる数百人のために数億円を使うのは無駄であるという意見を有する者もいる。過疎地から過疎税をとってプールしておき、有事には当該税収により対応すべきとの意見もある。

・山間の道路について行政コストを下げられないか。経済学的には、人が住んでいるところに配分すべき。

・まちづくりと道路整備を連携させるべき。特に国道、県道、市道の連携を図るべき。