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氏 名所 属
島 信一朗 (社福)函館視覚障害者福祉協議会 理事長

■ご意見の内容

(1)今後の道路政策における効率化のポイントについて
・NPOなどの民間組織の評価を受ける事が効率的で効果的だと思う。又都市部と地方部にはそれぞれ課題があるので、その課題解決に対する優先順位をつけ計画的に実施することが必要。
・道路利用者に対しては、情報の提供をもっとすることを考えるとよい。
・障害者は歩道部を利用する機会が多いが、函館市は特に狭い歩道が多く車椅子の通行が困難であったり、車道と歩道区分が分かりづらく、車道を歩かなければならないケースが多く、大変危険である。境界には歩道柵が必ず必要。
・(視覚障害者の立場から)移動時の方角認知の観点から、道路区画割は札幌のような碁盤の目を基準としてもらいたい。また、位置の確認手段としては、案内標識の代わりにITを利用した位置情報の音声案内ツール等が整備されていれば助かる。

(2)今後の取り組む道路政策の優先度について
・救急車両の走行に際し、車線数が少なく道路幅が狭い公道が多いので、生命保全を最優先した政策を各関係機関との連携の下にすすめることが必要。
・街づくり全般の視点から。障害者への配慮を特別なこととしてではなく、UDの観点を前提とした政策が必要。障害者に配慮した街づくりは、障害者だけではなくお年寄りや子供にとっても住みやすい街づくりとなります。

(3)道路整備に関する無駄について
・実施時期をわきまえてやれば良いと思うような工事がある。わざわざ冬期の気象条件が悪い時期に工事を行わなくてもよいのでは。
・道路の維持についても、特に冬期除雪では国道、道道、市町村道で区分けされるせいか、除雪のレベルが異なり段差が出来ているようなところも見受けられる。相互に協力し合いその様な事が無いようにお願いしたい。