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氏 名所 属
島 正博 和歌山県商工会議所 会頭
和歌山県商工会議所連合会 会長
(株)島精機製作所 代表取締役社長

■ご意見の内容

○紀の川を渡河する橋梁(R26紀の国大橋やR24紀州大橋など)の整備により朝の通勤がこれまでより便利になっており、和歌山県における道路整備は頑張っていると感じている。

○和歌山県は他府県と違い経済成長率が低い。和歌山県のように山間地域での道路整備は困難であろうが、道路が整備されているのと道路が整備されていないのでは、経済発展の度合いが大きく異なる。道路整備は経済発展に大きく寄与するため、和歌山県では今後優先的に道路整備を行っていただきたい。また、道路が整備され、より一層便利になれば住民の意識も変わり、それが、地域の活性化にもつながることとなり、より大きな経済効果が生まれることとなる。

○和歌山県は他府県と比較し道路整備に格差が生じているため、他府県と同様の条件ではなく、「遅れた地域は急いで整備しなくてはならない。」という政策のもとで進めていただくとともに、和歌山県以外の地域の方々も協調していただきたい。

○街中(まちなか)の道路整備が進まないのは市民の協力が得られないのが大きな要因となっているのではないか。他力本願で文句は言うが協力はしないということが道路整備の遅れる原因となっており、そのことが、経済の発展も鈍らせている。

○紀伊半島ではぐるっと気持ちよく周遊できる道路が必要ではないか。山間地域はトンネルで通過し、景色や眺めの良い地域は海岸沿いを走行させれば、より”和歌山らしい”道路整備につながるのではないか。また、県内のどこに行くにも2時間程度で移動できるようにして欲しい。

○関西圏を考えると環状道路が整備されている地域は発展している。関西国際空港の第二滑走路を活かすためにも、紀淡連絡道路を整備し、大阪湾で環状道路を形成すれば、より大きな経済圏が生まれるものと考えている。また、環状道路は災害時の代替道路としても必要である。

○夏のレジャ−客に対して、いつも渋滞している印象を持たせることが問題であり、安定した移動時間を確保するために道路を整備していただきたい。「南紀に遊びに行くのはいいが渋滞はイヤ。」と感じている方が多いのではないか。