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氏 名所 属
島 弘 高知工科大学 社会システム工学科 教授

■ご意見の内容

狭くて救急車が通れない道や、路肩が狭く歩行者が危ない道などがある。
物流などではなくて毎日通る身近な生活道がまだまだなので、ガソリン税を他へ持って行く余裕はない。本当に無駄を排しようとするなら、工事などに安い外国の業者を使えばいい。だが、それは政策的、政治的に難しい話であり、公共事業は地元の業者を使い、地元にお金を落とさなければならない。それであれば、道路事業は公共事業であるのだから、無駄が出るのは仕方がないと言ったらどうかと私は思う。物流などではなく使う人の安心は大切。時間よりも安心感というのがある。時間が余分に30分かかってもいいと思うが、年寄りが安心して田舎に帰ったり運転することができるということは必要。
色々な道路政策があるが、どれがよくてどれがよくないということではない。誰かが判断しなければならないし、それが政治なのだろう。
よくB/Cで語られるが、適用できるところとできないところがある。Bは年寄りたちの安心感、私にとってはすごく大きなBだ。
道路事業への風当たりが強いのは、業界のシステムがクリアでないということがあり、多分それは公共事業という特殊な要因があるのだがそれをきっちり説明できていないという問題が一つにはある。
道をつくるときに生活のため、物流、産業のために必要だということをまだ言っているがそれは当たり前であって、遊びに行くのに快適にとか生活を豊かにするためにとか早くそういう方向へいくといいですね。まだ高知の道はライフラインのレベルだ。