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氏 名所 属
須田 寛 JR東海 相談役

■ご意見の内容

1.中部では今後も道路は重点的・積極的に整備すべき。特に中部は、日本の中心いわば「へそ」であり放射方向、環状方向両面に整備された道路網は、この地域のメリットになるだけではなく、全国的な交通体系の観点からもメリットは大きい。その効果は、全国広範囲に及ぶ。

2.鉄道、空港、港湾と道路との整合性を図って整備し、相互に機能を補完できるようにすることが大切。

3.これからは既存施設の老朽化が進むので、中部のように経年の長い施設のあるところではその維持管理更新が重要な課題。

4.安全安心に留意し、防災対策はしっかりと進めるべき。

5.中部では地域内の交通と、通過交通が重なり輻輳することによる交通混雑が各地に見られるため、放射方向の道路とともに環状道路の早期整備による両交通の分離が重要。

6.放射・環状道路等ハード整備とともに、料金施策や適切な情報提供などソフト施策により、既存ネットワークをより効率的効果的に活用し、交通をより円滑に流すことが必要。
 
7.道路そのものが観光資源という認識が必要。沿道の景色のほか、橋等道路そのもののデザインも大事。「日本風景街道(シーニックバイウエイ)」にも期待。また「道の駅」も観光資源として、各地の駅のコンセプトは共通させつつもそれぞれ地域の個性を出してより魅力あるものにすべき。

8.地域計画のなかでの道路の位置づけを明確にして進めること。