○高規格道路ネットワークの早期確立
・釧路沖地震の際に、道路の通行止めによる大幅な迂回を余儀なくされたため、災害に強く、安全でより早く、快適に走行できる高規格道路ネットワークの整備が必要である。
・根釧地域は日本の食料基地として重要な役割を果たしており、その一次産品は鮮度が命であることから、時間短縮及び定時走行を可能とする高規格道路ネットワークの早期の確立が必要である。

○冬期交通環境の改善について
・積雪寒冷地である北海道においては、冬期の降雪や凍結路面等の影響で、速度低下や交通事故が発生する。このため、より安全で安定的な走行を確保するきめ細やかな除雪対策といった道路の維持管理を今後も強化すべきである。

○町の発展と道路整備
・シーニックバイウェイ北海道のような活動も効果的である。今後も、地域が活性化するためには何が必要かといった視点で道路政策の方向性を議論していただきたい。

○道路政策に関する改善点について
・バイパス整備によって交通渋滞、交通事故等は緩和されるが、その反面、中心市街地が寂れていくことが問題である。
・釧路〜中標津間には公共のトイレ施設がないため、道の駅の検討が必要である。
・通行止め情報について、国道、道道、市町村道の情報を一元化し、各道路管理者が常に把握する体制整備が必要である。