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氏 名所 属
杉森 重廣 社会(福) 石川県身体障害者団体連合会 会長

■ご意見の内容

◎計画性について
・御影大橋は新しく架替えしたが、犀川大橋も相当古く、交通量も多い。災害があってからでは遅い。架替も検討すべきではないか。
・ 一般の国民、県民、市民として、道路行政で一番理解できないのは、同じ場所で何度も掘り起こしが行われていることである。道路管理者が工事の調整をすべきである。
・ 通行量を予測し、道路幅を決定すると思うが、狭い道路を造り、後に拡張工事が必要となり、経費増大に繋がらないようにすべきである。

・ 山側環状線は、市街中心地を通らないバイパス道路として、津幡町〜白山市間の利用者に大幅な通行時間短縮という利便を与えて、大変、評価が高い。しかし、当該道路も計画から約30年と聞いている。必要な道路建設はスピーディに実施してほしい。

◎安全性について
・ドライバーとして考えた場合、道路に人が歩いていないと運転しやすい。人が歩いていても、歩車道分離構造であれば安心する。
・ 金沢市内の東山付近の自転車通行帯設置については、単なる線引表示によるものであり、ドライバー、自転車利用者の双方が危険を感じていると思われる。従前のように、自転車の歩道走行も大変危険であるが、万一の場合のケガの程度は、車と自転車の場合に比べ低いと思われる。十分検討し、決定してほしい。

・ 交差点地下に歩行者用横断地下道を設置してあるところがあるが、もともと道路は、人が歩くところであり、人を優先し、自動車を地下に通すべきである。人が遠慮して階段を使って地下道を利用するのは理屈がおかしい。
・ 交差点付近の大きな樹木が視界の妨げとなり、信号が見えないこともある。剪定などの樹木の管理をしっかりしてほしい。

◎今後の方向性について
・ 歩道は両側必要ない箇所もある。道路の片側が山側斜面であり、沿道に家が建てられない場所に歩道は不要ではないか。
・ 排水性舗装は環境上優れているが、コストが高く、他の舗装に比べ耐久性も低いと聞いている。耐久性等の研究により、舗装率を向上させてほしい。
・ 一般の人に、ガソリン税は道路の建設・維持のための目的税という意識は低い。国が税金として徴収し、国が適正に国民のために使用してくれるはずとの意識である。従って、一般国民は、道路特定財源の一般財源化問題に関心が低い。
・ 高速道路が無料になれば急ぐ人は高速、ゆっくり行く人は一般道と使い分けられる。営業トラック等がコストを考え、一般道を高速運転する危険性の回避に役立つと考えられる。
・ インターチェンジは白山IC、安宅IC(スマートIC)もできるようだが、金沢西IC、東ICのように街にいくつも乗り入れがあると大変便利であり楽になる。
・ 車いすの人が街によく出るようになった。バリアフリー対応の街に少しずつ改善されてきている。歩道幅を車いすがすれ違いできる幅に広げるなど、更なるバリアフリーの推進に努めてほしい。