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氏 名所 属
谷原 一郎 (株)北海組 常務取締役

■ご意見の内容

・高速道路、高規格幹線道路などの高速ネットワークの早期実現
道央・道南を含めて高速ネットワークが整備をされてきているのに、道北は整備が遅れている。このままでは道北が取り残されてしまわないか危惧をしている。名寄バイパスを含む早期着工と高速ネットワークの早期実現が必要。

・救急医療について
中川町などは救急病院が近いところでも2時間を要する。その様な地域は他にはないのではないか。
助かる命も助けられない様な現状は解消をすべきである。その為にも道路の高速ネットワーク整備が重要である。

・観光に影響
千歳空港からの稚内観光は、島に渡って直ぐに他の地域に行く様な観光ルートしか距離的・時間的な要因から設定がされない。その為、滞在時間も無く通過型観光にしか成り得ていない。高速ネットワーク整備がなされれば滞在型へ移行の可能性もある。

・サハリンとの貿易拠点として
サハリンとの貿易を行うには、稚内市を物流の拠点としているが、冬期間の通行の困難さや高速ネットワークが遅れているなど物流拠点と成り得ていない。サハリンでは生鮮食料品は韓国・朝鮮などからの輸入ではあるが、道路整備が整えばそれらの稚内への搬入も容易となり貿易の発展が行える。

・公共交通について
冬期間には、稚内空港も天候での障害がまだある。また、今は夜行列車も運行がなく公共交通ではバスの比重が大きい。
しかし、公共交通が少なくなってきている現状から自家用車での移動が最もメインの手段になるので、宗谷管内道路整備は重要である。