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氏 名所 属
武田 満 (株)山形新聞社 取締役論説委員長

■ご意見の内容

【今後の取り組む道路政策の優先度】
○酒田港を活用した道路ネットワークの整備は経済活動に繋がることからも必要である。
○平成15年におきた国道112号の地滑りによる通行止では、周辺道路の渋滞が起きた。災害時における代替路等のネットワークは重要である。
○先日、日沿道(鶴岡〜温海)の開通時期が公表されたが、計画や整備のスケジュールで見通せる部分は公表して見せていくことが必要である。

【今後の道路政策における効率化のポイント】
○住民の意見を聞く際は、意見や問題を吸い上げる仕組み(聴き方)が必要。モニターや地域懇談会等を行い、何度も意見を聞くことが必要である。山形新聞でもモニターを実施し、いろいろと意見を頂いた。頂いた意見はすぐに反映するようにしている。頂いた意見は時間を置かないことが重要である。
○「みちの通信簿」(アウトカムプラン・レポート)は、その取り組みに対する事業が分かりやすく出来ている。ただ、その後にフィードバックされた情報を聞く場や、外に対して公表・PRしていく場を設ける必要がある。今後はマンネリ化を防ぐためにも、様々な分野の人を加え意見を聞くことも必要。
○人口減少や中心市街地の空洞化問題といった観点から、道路の整備はまちづくりと併せて考えることが必要である。

【その他】
○全総計画では全国統一の考えから地域の状況をよく見ていないものであったが、地域の道路や環境といったそこの地域に住んでいる人でなければ分からない情報が重要であり、その情報を知ることが必要である。
○道路整備に関し、無駄な道路はない。