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氏 名所 属
高橋 靖周 大分経済同友会 代表幹事
(株)大分銀行 会長

■ご意見の内容

地域の交流、文化の発展のため、陸海空の交通のうち一番身近で重要なものは道路である。地域間競争の中、高速道路があるところとないところでは全然違う。道路整備は体で言えば、血液の循環である。体の末端まで血流がいいと体全体が元気であり、全体が活性化する。ネットワークの根幹をなすのは高速道路である。中九州横断道路のほか、九州外周を循環できる道路の整備も必要である。道路があるところではもう道路整備は必要ないと言っているが、東九州道の早期の完成は優先すべきである。一日も早く完成させてほしい。 

道路整備は国家戦略として考えなければならない。全体最適という考え方だけでなく、時系列を考えた歴史最適という考え方も必要。日本の今後はどうやっていくのか、どうしていくのか。人口減少、高齢化が進むなか一極集中主義ではいけない。全体が強くならないと国際的にやっていけない。海外の空港や港湾と比較すると規模が全く違う。日本の国土の全体戦略の中で方向性を示し、何を優先的にやるかである。 

観光についても人間が動けて初めて観光がある。スムーズに動けるかが重要であるが、道路ネットワークがなかったらどうしようもない。

厳しい財源の中で効率化を進めるためには、何に重点をおくかをはっきりさせて、予算配分を重点化しスピードを上げるべき。配分をまんべんなくというのではなく、いかに予算の無駄をなくしてやるか考えるべき。また、事業箇所全体を通してどういう順番でどのタイミングで事業を行うかも重要。

アンケートに関して、全国一律でまとめると良くない。都市部と地方部の違い・特徴を浮き彫りにする必要有り。