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氏 名所 属
高木 剛 日本労働組合総連合会 会長

■ご意見の内容

○ 中期計画策定に向けて、財務省にもしっかりと説明し、意見交換を行う必要がある。

○ 道路特定財源の一般財源化の問題を心配している。一般財源化するなら自動車諸税をどうするか議論が必要である。また、車が無ければ生活できない地域に暮らす人にとって、特に、道路特定財源の一般財源化は、ペナルティと同様になってしまう。

○ 道路で悪いところを挙げれば、東北、九州、四国など地方部で、ネットワークが切れている箇所があるところ。

○ 道路が悪いところは経済も良くない。物流の問題は地域経済に影響を与える。例えば、高知県の製造業では、既存の工場が外部へ出ていく一方で新規の工場が作られないため、景気が良い時にいた5万人の従事者が、現在3万2千人まで減っている。

○ 都市部においても、東京の環八など地方とは別次元の問題を抱えている。しかし、景観だけの問題で日本橋の首都高移転に多額の費用を使うことに対して地方は怒るだろう。

○ 地方にとって公共事業は大事である。また、県庁や市役所などで行われている人員削減は、都市・地域間の格差問題や地域経済に影響を与え、雇用環境を悪化させている。