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氏 名所 属
高宮 浩之 城崎温泉旅館協同組合 専務理事

■ご意見の内容

○これまでの道路施策に関して
・各県で道路の管理レベル(県が変わると急に除雪状況などが変わってきたりする)に格差がある。ユーザーには管理者が違うからとかは関係がないので同水準の道路管理をするようにして欲しい。
・合併して広くなった豊岡市では市内各地を巡回しやすい環境にしていく必要があるが、道路整備などが十分でないので各地の観光資源(スキー、温泉、出石そば等)が有機的に活かされていない。各観光地を巡回するのにわかりやすい道路標識の整備や各観光地を結ぶバス路線の運行(例えば城崎とコウノトリの郷公園を結ぶバス)などの整備をしてほしい。
・一昨年の豪雪で日本海が豪雪という情報がでると、城崎周辺で雪が降っていなくてもお客さんが敬遠して来なくなることがあった。道路情報としてライブカメラの画像を提供するなど、きめ細かい情報提供を行って欲しい。観光協会のHPでもライブ映像を提供したりしているのでリンクするなど工夫して情報を提供することもできる。

○道路に関して無駄と感じること
・本来整備すべき道路があるのに、通行量が少ない道路で華美に整備されているケースがある。

○今後の道路政策において
・城崎の観光地での意見として、城崎ではお客さんの6〜7割は自動車かバスで来られるので、大雨で円山川沿いの道路が浸水し通行止めになるとお客さんが帰れなくなってしまう。迂回路として竹野経由の道があるが、崖崩れで通行止めになることもあり、そうすれば城崎は陸の孤島となってしまう。災害時でもルートが確保されるようにして欲しい。また冬期に雪で播但道がよく通行止めになる。舞鶴自動車道も止まってしまうとお客さんが来られなくなってしまう。雪でも通行止めにならない道路整備や管理をしてもらいたい。

○国民から幅広く意見を聞くときの留意点は
・民間との接点をもっと多くして欲しい。例えば昨年には我々民間の意見を取り入れて豊岡河川国道事務所のパンフレットを作成するような取り組みもしている。今後は事業をする上で国交省の方でも民間の情報(ディストネーションキャンペーンの実施など)を知ってもらい施策に反映できるものは反映して欲しい。

○道路政策全般に対するご意見、ご要望
・最近は旅館予約もインターネットが主流になってきている。各旅館の魅力を直接伝えることができ、またお客様の声も聞くことができて改善に役立っている。道路情報等でリンクをはれば、もっと国交省の取組みも見てもらえるのではないか。観光協会にアクセスする人は道路情報を知りたい人も多い。観光情報と道路情報とを併せてより良い情報提供ができるのでは。