○これまでの道路政策に関して
・日本全国どこへ行っても同じような道路ばかりで個性がない。画一的な道路整備により自然が分断されていると感じる。自然に配慮するといって街路樹を植えることばかりが自然ではない。その土地の自然と一体になった道路整備をしてもらいたい。

・予算が確保できていないから道路整備に手をつけないというのではなく、早急に道路を通す必要があるところは今ある予算の範囲内で作れる道路でまず通していくといったことをしていくべきでは。

・今後は民間と同じような設備投資の考え方で整備していくべきでは。優先順位の低いところは数年待ってもらって、優先順位の高いところは集中的に投資をして先に開通させて早期に効果が得られるようにしていくべき。


○今後の道路政策において
・日本全国同じような道路ではなく地域の特性にあった道路整備をして欲しい。例えば、豊岡では旅行者がコウノトリの住んでいる土地であることを感じることができる走っていて楽しい道路にしてもらいたい。

・今までの道づくりと違う発想で道路整備をしていってもよいのでは。例えば、安全面では問題があるのかもしれないが、ガードレールが設置されてなくて見通しの良い道路や円山川沿いの道路のように河川の水位と同じ高さ道路など、走った時に印象に残るような道路もあってよいのでは。

・豊岡にはコウノトリという全国的な宝があって観光客が増えてきているが、観光に来るための高速道路が繋がっていない。豊岡を全国的な地域にするためにも、盛り上がっている今のうちに一気に北近畿豊岡自動車道の整備をしてもらいたい。

・日本でも外国のように自転車専用レーンの整備がそろそろ必要だと感じている。ちょっとした用事なら環境によい自転車を使うようにしていけば良いと思う。自転車専用レーンの整備と言っても、すぐ縁石を並べて分離するのではなく白線一本程度での整備をして、安全対策については人間の良識を高めるような教育や啓発活動をしていけばよいのでは。


○道路政策全般に対するご意見、ご要望
・北近畿豊岡自動車道が春日から和田山まで整備されて移動が楽になってありがたく感じている。

・地方部では都会と同レベルの道路整備まで求めているわけではない。都会のように４車線の道路や何本もの高速道路が欲しいと言っているわけではない。ある程度都会が優先されるのは仕方がないと思っているが、地方部でも地域の骨となる自動車専用道路が一本は必要。

・但馬地域には豊岡病院があるといっても医師不足で場合によっては神戸や姫路などの都心に患者を搬送する必要もでてくる。こういったスピードが求められる場合に対応できる道路が但馬地域では必要。