○これまでの道路政策に関して、特にどのような改善点があるとお考えですか？
●最近の工事を見させていただいていると、歩道の幅を広げていただいており歩行者に配慮してもらっている気がする。ありがたいと思う。トンネルも広くなっている。

○今後、道路政策においては、無駄を排するなど効率化を徹底する必要があると思いますが、特にどのような点を重視すべきとお考えですか。
●テレビなどを見ていると、車が頻繁に通る繁華街の道路整備と、１日に５，６台しか通らない山間部の道路整備が同じような設計でやっているのは無駄だと思う。しかし、もし事故などを考えると国土交通省の責任になるので、設計どおりやるのは当たり前かなとも思う。

○今後、取り組む道路政策の一層の重点化を図ることが必要であると思いますが、優先度が高い又は低い課題への対応は何であるとお考えですか。
●美浜町をはじめ嶺南には原子力発電所がある。地元としては、発電所は安全が絶対補償されているものではないという認識がある。地域住民の意識に安心を少しでも持たせるには、住民が使う道路の整備をお願いしたい。特に夏場の混雑時や雪が降った時に原発事故が起きた時が心配である。
国道２７号と舞鶴若狭自動車道は東西に延びているが、美浜町にも滋賀へ抜ける（南北の）道路を考えていただきたい。

○国民の皆さまに対し、幅広くご意見を頂くこととしておりますが、特に留意すべき点などあればお教えください。
●先ほども申し上げたが、新しい道路の歩道は広くしていただいているが、従来からある国道についての対策を考えてほしい。
新しい道路（美浜東ＢＰ等）を作ってもらえるのは喜ばしいが、敦賀から直接小浜方面へ行ってしまう。今までの観光地（観光施設）が寂れてくるのではないか。対策としては、自分たちでやると経費もかかるので、国土交通省の敷地内で観光地の看板を設置するなど配慮してほしい。バスなどの観光客よりも一般の観光客が減ると思う。

○その他、道路政策全般に関して、ご意見、ご要望等があればお聞かせください。
●工事の土砂が川に流れ、海が汚れる。泥水が直接流れるのは困る。過去にそういうことがあった。（降雨などによる）自然現象なら仕方がないが海上保安庁にも相談した。坂尻の海は、鱚（キス：魚）がよく釣れる。市場に出して焼いたり天ぷらにするとそうではないが、寿司のネタにすると泥臭いと言われたことがある。私も漁業組合の組合長をしていたので、水質の原因を調べようとしたが、調査結果によっては他の魚にも影響があると言われたので、調査はしていない。漁協や仲買さんに聞いていただければわかる。昔は川に茅などが生えていたが、最近はコンクリートの川で泥水が一気に流れる。
●道路の気温を表示している情報板に、注意報などの気象情報は表示できないか。大雨の時に海水浴客や釣り人がその情報を見たりすると海難の防止にも繋がるし、地元の人が乾燥の情報を見ると火の元を注意したりすると思う。
敦賀から武生に行く時にたいへん危険な箇所があるが、もし何かあったらどこに通報すればいいのかわからない。警察だったら１１０番。海だったら１１８番がある。あるなら周知徹底の仕方というのが、特定な人しか知らないところに問題がある。例えば町の広報などに載せてもらいたい。
●法面の防護柵で金網の腐った所がある。ある程度年数が経たないと直さないのか。不安である。
新たに道路が出来て信号が設置される際には、住民の意見を聞いてほしい。最初の説明の時には言い忘れたりして、後から言いたい時もある。反対の人もいるので説明の時にはよく聞いてほしい。
道路のゴミ拾いなどをしているが、私達のしていることを住民の皆さんに知ってもらい、住民のためになっていると感じてもらいたい。ボランティアの雰囲気を作っていけるようにしてほしい。