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氏 名所 属
高橋 宗治郎 滋賀経済団体連合会 会長

■ご意見の内容

 □以下の3つの理由で新名神は早期に整備するべきである。
  1.大都市中心の放射状の道路は整備されているが、地方と地方を結ぶ横断道路の整備が遅れている。東京・中部は比較的整備されているが、近畿地域は放射道路を連絡する横断道路がない。新名神を中国山陽自動車道路に繋げることで、横断道路として機能するので、途中で止めることは問題である。
  2.滋賀県は工業製品の生産拠点である。中国・アジア等各地から部品を集め、又部品を送って生産を行う適地となっている。関西空港や、中部空港、大阪港などへのアクセス時間の短縮が重要である。
新名神は滋賀の経済にとって不可欠であり、道路が経済力をつける。
  3.滋賀県は関西・中部・北陸3地域の中心に位置している。地理的優位性を活用するには国土幹線道路の整備が重要である。
 □過去に景気対策として公共事業が行われてきたことがある。これからは景気対策のために必要性の低い道路事業はやらないでもらいたい。
 □滋賀県は観光業が京都等に比べて弱いが、原因は観光資源が分散しているから。
  滋賀には古代遺跡や城、寺社、土木技術的遺構などがたくさんあり、広域観光や体感観光を発展させることが出来る。
  そのためには道路の整備が不可欠である。
 □歩道の幅とか、車道の幅とかは地域に合ったもので整備を行ってほしい。
 □161号のバイパスが比良で止まっているが、残念である。早期の整備を望む。(福井県嶺南地方との関係)
 □スマートインターの整備は観光にも大きなメリットとなるので推進してほしい。
 □甲賀地域に縦の道路(名神・1号・新名神・名阪連絡道路)の整備が必要である。
 □道路の整備は10年先、30年先の長期的な視点を持つ必要がある。