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氏 名所 属
千代田 憲子 愛媛大学 教育学部 准教授

■ご意見の内容

・交差点名称の標識があまり設置されていない。国道もだが、特に県道、市道では設置されていない。海外(特にヨーロッパ)では、ストリート、アベニューに名前がある。初めて行ったシアトルでは、地図だけで迷わずナビゲーションが出来た。
・ロープウェイ通りの整備事業で地中化や新設時に、工事間の調整、行政内部の連携が不足しているよう感じた。
・松山市が駅、港、空港に情報端末を設置しようとしたが、利用者に最適な場所に設置することが出来なかった。松山市がお願いしても良い返事が頂けなかったので、今後は国、県、市が連携してそういった事業にも重点を置いて頂きたい。
・高速道路からJR駅への案内が不足しているよう感じた。車とJR併用の観光も考慮して見落とした場合も次で案内出来るようして欲しい。
・福岡から山口、松江を経由して松山まで車で移動したが、道路が非常によく整備されていた。四国山地と中国山地の地形的な違いはあると思うが、中国山地は安心して、短時間で移動出来た。
・今後の道路整備について、今有る物を整理する必要がある。作るだけでなく減らして行くことも必要。作ってプラスではなくマイナスもしていかなければ美しい景観は得られない。作る事だけに補助金を与えるのではなく、無くす事にも補助金を与えるようすべき。
・交通密度、人口密度が高い所では重点的、優先的な渋滞対策は必要。
・松山は学生が多く、地形が平坦な為、自転車利用者が多く自転車事故も多い。自転車通行レーン等の安全対策、駐輪場整備が必要。対策がされれば、自転車利用者もさらに増え環境面(CO2削減)、健康面にも良いのではないか。
・今まで、新しい道路が整備されると、空きスペースに野立看板が設置されるケースが見受けられた。今後はこういう悪循環を断ち切る必要がある。
・トンネル内壁面に白色塗装されているトンネルが有るが、視認性が向上し、事故防止につながる。お遍路さんも有り歩行者も多いので古くて狭いトンネルでは増やして行くべき。
・ロープウェイ通り、道後温泉、内子地区の整備に関わってきたが、地元商店街・住民の意見は取り入れているが、その他の道路利用者の意見はあまり取り入れられていない。双方の意見が違う場合もあり、今後は双方の意見を取り上げていく必要があると感じた。行政は地元住民へのフォローはあるが、住民以外の利用者には不足している。
・R11の桜三里はとても良いシークエンス(渓谷、山の木々)を有していると思う。休憩所を整備し、景色を見られる(楽しめる)場所の整備が行われれば良いと思う。