・千葉県では観光立県を目指しており各種施策が展開されている。観光は、食す・泊まるだけではなく、人及び文化交流、地域振興など総合的な観点から取り組む必要があり、地域づくりの視点から重要な課題である。

・また、観光によるまちづくりを行うには、魅力ある観光地を創造していくことが必要であるが、今まで築きあげてきた上に新たなものを付け加えるだけではなく、観光地毎のコンセプトにより、つくり直すことも必要であり、その際に必要となる公共事業は実施していくべき。

・観光地の整備には、農業、林業、漁業、交通、情報通信など多岐にわたる整備が必要であり、観光産業を発展させていくのであれば、「観光省」を創設しても良いのではないか。

・羽田空港も成田空港については、どちらかという議論ではなく、有機的に結合していくことが重要であり、また、空港だけでなくアクセスする鉄道・道路、港湾整備の検討も行う必要があり、県全体の「千葉力」を高めていく必要がある。

・道路はつながることでネットワーク化し、初めて機能が発揮されるものであり、更に、それらの道路が、空港・港湾・観光施設等にアクセスすることで地域の発展等に寄与するものである。

・道路は、地域全体がもたらす効果等、総合的な高い見地から計画していくことが重要であり、それを踏まえ、必要性を一般国民に分かりやすく訴え、理解を得ていく必要がある。

・道路特定財源については、今後は、老朽化していく橋梁、トンネル等の道路構造物を含めた既存道路のメンテナンスをしっかり実施していくことが重要であり、確保する必要がある。

・圏央道の整備により、放射状道路と接続しネットワーク化することで、都心に集中する交通を適切に分散するなど、定時性が図られ、道路交通の円滑化に資する重要な路線である。