１．道路政策の効率化について
・事業評価は必要であるが評価手法を見直すべきである。現在の評価手法だと人口、交通量が多い都市部の道路の評価値が高く、地方の評価値が低くなってしまう。地方分権を進めるためにも地方の実情に即した評価手法に見直すべきである。
・しっかりした評価ができれば、事業のスピードアップにも繋がる。
・無駄遣いをしないという観点から、入札制度の適正化は進めるべきである。

２．道路政策の重点化について
・山陰と山陽の格差を是正するためにも規格の高い道路ネットワークの整備が必要不可欠である。
・農水産物の輸送、緊急医療、地域資源の活用、企業誘致の面からも規格の高い道路整備が地方こそ必要。
・地方では鉄道、道路のネットワークが脆弱なため、災害が発生すると移動手段がなくなってしまう。代替道路としてもバイパス整備が必要。
・広域合併により地域内移動も時間がかかるようになった。公共交通機関が不十分な地方部こそ生活幹線道路の整備が必要。
・幅員が狭く老朽化した橋が多い。計画的に架け替えていく必要がある。

３．道路政策全般
・地方は車なしでは生活できない。地方に高速道路は必要ないという意見もあるが、地方の実態を理解していない。公共交通機関の発達している都市部よりも、むしろ地方部こそ高速道路は必要。
・地方と都市の格差是正、地方分権を進めるためにも、地方における道路整備は今後とも必要。
・道路特定財源はまだまだ不十分な道路整備に使いきるべきであり、他に転用するのならば税金を下げるべきである。