閉じる
氏 名所 属
津田 尚史 宮崎交通 自動車運送部長

■ご意見の内容

○これまでの道路政策の改善点
・九州全体でみると、東九州は西九州と比較して高速道路の整備が遅れている。

・東九州道は着工中ではあるが、東海岸を結ぶことができず、宮崎〜延岡線は国道10号線のみで渋滞がひどく、ほとんど片側1車線となっている。東九州自動車道の整備と同時進行で10号線の片側2車線化も必要ではないか?

・宮崎県の県民所得等を考慮すると、高速道路への転換もあまり見込めないのではないか。高速道利用料金の設定も問題があるのでは。利用率向上に目をむけるべきではないか。そういう意味でも既存道路(国道10号)の整備が必要。

・バス事業(一般路線、高速、観光)において道路整備が大きく影響する。一般路線においては、バス運賃の設定にも問題があるが、渋滞等で定時性の確保ができず、バス離れの要因となっている。また、高速バスでは、宮崎から福岡、熊本、長崎、鹿児島へ、延岡から福岡へ路線展開しているが、現状では新たな展開が見込めない。温泉地である大分県へのアクセスが悪く、観光バスにも影響がある。

○今後の道路政策について優先度が高いもしくは低いと考えている点
・優先度が高いものは、災害に強い道路、渋滞対策、バリアフリー

○国民の皆様に対し、ご意見を伺う上で留意すべき事項
・交通弱者の意見を積極的に聴くことが重要

○その他意見
・災害に強い道路: 平成17年9月の台風では、宮崎地区で宮崎自動車道、国道10号、国道269号線の3路線とも通行止めとなり、高速バスが3日間運休となり、一般路線にも影響が出た。災害に対して事前の対策も重要である。

・渋滞ポイントの早急な改善: 国道10号線都城市平江地区JRガード手前(都城駅から10号線へ、市内から高速方面)の2車線から1車線部分の渋滞。都城から宮崎空港へのリムジンバスの遅延が発生している。

・バリアフリー等: 積極的にノンステップバスを導入しているがノンステップバスが通れないところがある。(凹凸道や狭い幅員箇所)

・これまでの道路政策に関して良かった点: 天満橋(宮崎市)の開通により橘橋の渋滞緩和となった。燃料消費の改善にも繋がった。

・その他:道路管理者においてもバス停の上屋整備の予算措置をお願いする。