○これまでの道路政策について
・道路の領域を受け持っているセクションとしては、一定の責任を持つ必要がある。今の姿勢は守りに入っているように思え残念である。
そういう意味で、特定財源はない方がよい。特定財源の枠の中にいるから、既得権益を守りたがっているように見える。一般財源から必要な予算はとってきたらよい。
もっと外に打って出るべきである。
・談合、工事の手抜きなど状況の説明のみで、国民の問いかけに応えていない。法や制度の不十分さや交通量予測のはずれた理由など事情をちゃんと説明すべき。
・経済産業省、厚生労働省など他省庁の所管領域にも積極的に踏み込んだ政策展開を考えるくらいの気概を示して欲しい。
また、縦割りを実質的に解体するため、省庁横断型かつ片道切符のプロジェクトチーム型組織をつくることも考えて欲しい。

○今後の道路政策について
・短期的施策には、きっちと責任を果たすべきだが、長期的には道路だけでなくまちづくりにも財源を使用すべき。
・事業をすすめるとき止めるか、進めるか、の選択肢だけでなく、幅広い代替案やデータを示し、住民に判断を求めるやり方がよい。

○ 国民から幅広く意見を聞くときの留意点
・アンケートは、自分たちのやりたいことだけを聞いている。道路以外に選択肢がない。道路の領域をはずした内容を問いかけてもよい。