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氏 名所 属
上原 秀介 (社)日本自動車連盟 香川支部事務所長(副参事)

■ご意見の内容

・26年前に四国八十八箇所ドライブツアーで、一般道路を全部走ってコマ地図を作ったが、その頃の道路と比べると、生活道路も歩車分離が行われていたり、高速道路も4県を結んで整備されており、非常に整備が進んだと感じる。
・香川県の道路は高速道路も含めて整備されているが、中央分離帯がなく、ポールのみの道路が多い。そのため、子供やお年寄りが横断してしまったり、沿道の施設を出入りする自動車も自由に右折している点が目につく。大阪や兵庫でいたから余計に感じる。
・また、高速道路の2車線区間もポールのみでの分離で非常に危ないと感じる。
・中央分離帯が高速道路も、一般道路も、生活道路もあればいいと感じる。
・マナーが悪いと感じるときがある。
・見切り発車はする、朝の通勤時はスピードを出している、強引に右折する、駐車する時も強引に割り込んでくる、譲っても手を挙げて合図をしてくれない、など....
・生活道路に渋滞を避けた車が流入しているのであれば、スピードが出せないようにするハンプを設置することが必要。
・JAFが行った「道路の満足度に関するアンケート調査(※インターネットアンケート、18才以上の自動車ユーザー、10,000人以上の回答)」では、香川県の方は道路にはある程度満足されている結果が出ている。
・道路が広い割に軽自動車が多いので、ゆったり走れていると感じる。
・自転車も本来は車道を走る必要があるが、歩道も広いので歩道上を走っても大丈夫に感じる。
・シートベルト着用調査(JAFと各県警の共同調査)で交通安全意識が数値化されており、マナーやモラルを図るバロメータになる。
・後部座席のシートベルト着用率が非常に低い。
・走りたい道路、運転してみたい道路、景色が良い道路、気持ちが良い道路であることが、道路の原点と感じる。
・高速料金(本四)が高いことが、四国に来て観光してもらえない理由では。高速バスは料金は安く、便数も多くて便利。
・ETCは普及してきているが、元になる高速道路の基本料金を下げる必要がある。
・途中下車できるようにして、降りても料金が変わらないような施策も導入しては。
・JAFでは、エコドライブ講習会を企業対象に実施している。
・発進時に燃料消費量の1/3を使用しているので、ゆっくり発進すれば、燃費が10〜20%改善される。全員が実行すれば、CO2が1%減少できる。
・前提として、渋滞の発生しない道路環境があれば、さらにエコドライブを推進できる。
・時間帯によって、自転車の走る所を地域の人が誘導している例を見たことがある。初めは反対があったが、事故が減ったとのこと。道路の使い方の一例。
・停止線が、二輪と四輪の2段停止がきちんとされている。
・20数年前、シンガポールでレストリックゾーンという、3名以上乗っていないと通行できない制度が導入されていたが、日本でも将来導入されるのかと思ったが、現時点では導入されていない。大都市などではやればすぐできるように感じる。
・道路の構造を変えるのは大変なことなので、制度や料金など変えられる所から変えていくことが必要では。
・JAFでは交通安全実行委員会という組織があり、気づいた点を提案して頂き、JAFが調査して県や市に提言したりしているが、なかなか聞き入れてもらえないことがある。
・信号や標識などの道路に関わるもの全てに特定財源が使われていると認識している面がある。
・スケジュール管理は大事である。5年後のイメージが分かることはよい。
・道路で行われている工事全てが道路の工事との認識が定着している。(そう見える)