○道路事業の進め方
・「道路を造っては掘り返し、掘り返しては造る」ことはやめていただきたい。１本の道路を造る際には、「当初」「中期」「終盤」の各段階で計画・管理について十分な説明が必要である。
・用地買収時には、分かりやすくきちんとした説明が必要である。「お願い」→「実施」→「お礼」までをしっかりと行うことが重要である。

○道路整備の進め方について
・人が多く住む地域に道路の整備が集中して行われており、人の少ない地域の道路整備は遅れている。「人が少ないから道路整備は後回し」というのは良くない。根室市から釧路市や帯広市などの効率の良い都市に行くまでに時間がかかるのが現状であり、救急車や消防車が早く走れる道路の整備を強く望む。

○現道活用による効率的な道路整備について
・順番を待っているだけではいつまでも高速道路はできないのではと思っており、今ある道路を有効に活用して如何に効率的な整備ができるかを検討するべきである。
・「ゆずりゾーン」を整備することだけでも、時間短縮が可能であるし、「ビューポイントパーキング」の整備や「シーニックバイウェイ」の推進を併せて行うことで、一層効率的な道路整備が可能であると考えている。

○冬季交通環境の改善
・路面の凍結、地吹雪など、釧路根室圏の冬季交通環境は苛酷である。路面が凍結し易い箇所は舗装を工夫するなど、道路を造る人は、地域の特性を頭だけで考えるのではなく、実際に走ってみることが重要である。